雑記帳

雑多に供養

サイドエムとの1年を振り替える

サイドエムに出会いちょうど1年になりました。

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ありがとう、こんなにも人生に深く関わるような作品も久々でした。現在はユニットは神速一魂、アイドル玄武と漣を担当しています。

天井ガシャしたのも
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イベントを走って限定カードをゲットしたのも
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サイドエムが初めてだったね……せっかくなのでこの1年でわかったサイドエムの好きなとこを書き留めておきたいと思います。

はじめてサイドエムに触れたのは3rdライブツアー静岡のダイジェスト映像で、元々2次元3次元問わずアイドルに疎かったのでこういったライブはテニプリくらいしか知らなかったのですがとにかく衝撃でした。曲の良さ、パフォーマンスの良さ、そして衣装の良さ……どれを取ってもインパクトが強かったです。上がってるダイジェストは全て見て、見すぎて歌えるくらいにはハマりました。ダイジェストでこんなに凄いなら本編どうなっちまうんだ……と気がついたら静岡BD購入してました。

静岡にした理由は中でもドラスタのソロが好きになったからです。とくに輝のソロはしゅうごのパフォーマンス含めすごく響きました。

その後モバゲーとステージの両方を始めたのですがあまり長続きしない私がゲームを今のところ続けられている大きな理由のひとつに「人と人との距離感」があります。例えば担当である玄武は17歳で普通な高2だけど何故か相棒の朱雀(16歳、高1)と同じクラスであることが判明したとき、17歳の冬馬は「俺と同じ高2だと思ってた」びっくりしてそれに対し玄武が「色々あって朱雀とおなじ学年なんだ」と返し冬馬も悪いこと聞いたな会話が終わります。
普通に聞けば留年かな?とも考えるかもですが玄武は全国模試1位のインテリヤンキー高校生、留年はまずないでしょう。どうやらそうじゃなさそうだ。じゃあなんで?という疑問が沸くと思うんですよ。私だけじゃなく冬馬も思ったはずです。でも聞かなかった。それは玄武が答えをはぐらかしたからです。それに深追いをしなかった。この距離感がリアルな人間関係で驚きました。

聞かれたことに対し言いにくいこと、今は言いたくないことは誰にもあるし、友情や仲間という言葉を振りかざして無理矢理聞き出すことが2次元3次元問わず苦手な私にとって安心しながらストーリーを読み続けられる理由になりサイドエムへの信頼にも繋がりました。

玄武の学年や額の傷、漣の「こんな体」発言……物語を進める上でまだ語られてない「何か」を明かされることはとても重要なことです。ただその「何か」を聞かれてすぐ話せるものである人もいれば話すには勇気と時間がかかる人もいます。それはその人にしか分からないことです。そこを焦らずゆっくり、時間をかけて、紐解いていく。サイドエムはアイドルからスタートした彼らをアイドルではない"個人"の部分を掘り下げていく。こうして一気に過去が明かされるのではなくじっくり時間を彼らのことをかけて知っていくのはまさに"人間関係"です。私たちはプロデューサーという立場ですがアイドルではない一人の人間としての彼らをことを知っていくのです。これが「サイドエムが人間を育てていくコンテンツ」だと言われてる所以だと思っています。玄武の学年の話はゲーム内イベントで発覚した事実ですがこのイベントが行われたのが2019年3月。サービス開始の2015年から4年も経って初めて明かされた事実です(いまだに明かされていない)。まだまだ彼らについて知らないことがたくさんあるんですね。5年経って家族構成すら何も分からないアイドルもいるんです本当に。リメショでも何も分からなかったのまじでやばいよな道流………

担当である玄武の話になるんですが(さっきからずっと玄武の話してる)「体の基本は医食同源!さぁ共に飯を食おう」というモバゲーでの台詞があって玄武の台詞の中でも特に好きな台詞です。一度は一人で生きていく覚悟を決めた玄武が誰かとご飯を食べるまでになったんだなと、この人と飯を食いたいと思える誰かに出会えたんだなと嬉しくなります。弱音も吐く、何でも話す、それが玄武にとっての"信頼"だとも言っています。ちなみに「話したくなければ話さなくてもいい」というアイドルもいて考え方は多種多様。それでいい、そしてそれを誰も否定しない。それがサイドエム。
玄武は今、一生懸命大人を信じようとしてるんだと思います。心を預けられる人に出会えた。「愛」を受けとることに少しずつ慣れていってくれたら嬉しいな。君は愛されていいんだよ。愛されてね。

また幅広い年齢層の人間が集まっているのも面白さの要因になっていると思います。アイドルものだけでなくチームとして何かを成し遂げようとする(スポーツものなど)作品のキャラクターはだいたい年齢が近い気がします。他の作品見てもずば抜けて年齢だ高いキャラはいても1人、2人のイメージがありましたのでサイドエムの年齢の幅には驚きました。9歳~32歳まで!しかもオーバー30が5人もいる新人アイドル事務所!すごい……しかしこの年齢層が固まらないことが315プロダクションをひとつの"社会"として見ることができます。社会人かやアイドルに転職した大人もたくさんいます。学校では経験できないことを、学校だけがすべてじゃないんだよと教えてくれる仲間がいるのは本当に素晴らしいね。

みんな様々な過去や悩みを持った子たちです。なんせ「理由(ワケ)あって、アイドル!」ですから。そりゃ理由が豊富です。でもいわゆる「過去が重い」子とそうでない子の間にキャラクターの深みに差が出ないのがサイドエムのすごく丁寧だなと感じるところです。全員が全員重い過去を背負ってるわけではない、中にはモテたいから、メジャーデビューしたいさらという可愛らしいものもあります。だからといって彼らのバックボーンがないがしろにされることはなくてまた別のベクトルでの悩んでたりしましす。
サイドエムには人格に対する否定がありません。漢らしく生きたい朱雀が甘いパンケーキが好きなことや女の子が苦手なことだって、咲ちゃんが男の子だけど可愛いものが好きだから可愛い格好をするのだって、かのんくんも可愛いが大好きだけど女の子と間違えられると怒ることだって誰も「それはおかしい」と責めません。だって何もおかしいことはないから。

こんなにも人間の人生を丁寧に描き作り出すコンテンツは初めてでした。リメショにいたっては年齢、身長、シチュエーションなどそれ絶対まとめて一冊にして出してくれよ?!っていう細かい設定がたくさんあります。例えば

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このリメショなんでですが『元弁護士の天道輝が中1のときはそうでもなかったけど中2の終わり頃からめちゃくちゃ頑張って勉強が出来るようになった』『腕につけてるリストバントはパワーリスト』って設定があるんすよ……分からねぇよ……お願いだからほんとに出してください

曲にも本当に救われて……人類の救済って言われたりしてるんですがわりと本当に救われていて……何度FRAMEやもふもふえんに助けを求めたり

SEMに応援してもらったり

カフェパレとワクワクを共有したり……

サイドエムの曲は曲もなんですが歌詞とその振り分けがまた素晴らしくて。これについてはもういくらでも話せそうなので別で書けたらいいな。サイドエムを知らなくても聴いて楽しい、サイドエムを知りキャラを知った上で聴いたら発見があるといったかんじです。

この1年で歌える曲と推しとイベントに行く回数が格段に増えました。本当に楽しい1年でした。まだまだ1年目。ずっとずっとその先へ、わたしも彼らと一緒に、そして輝きの向こう側へ行く手助けができれば嬉しいなと思っています。